
58歳、主婦です。
私が交通事故に遭ったのは、秋、大雨の日のことでした。
乗っていたのは、私は電動自転車(YAMAHA)、
相手はタクシーでした。(多分、日産クルー)
事故に遭ったのは仕事帰りの18時頃、大雨のせいで普段よりも尚、道路は渋滞していました。
私は夕飯を買うため、いつもの帰路とは違う、その幹線道路の歩道を、
自転車用のポンチョ(前側の裾に付いている留め具を、自転車の前カゴに引っ掛けるタイプ)を着て、日が暮れていたので、ライトを点けてゆっくり走っていました。
しばらく走って、信号のないT字路に差し掛かったところ、停止線を越えた状態でタクシーが停まっていたんです。
なのでそれを避けるように前方を通過しようとしましたが、その時です。
歩道についた段差と雨で滑って、車の手前で、自転車ごと転倒してしまいました。
そこに左折しようとしたタクシーが動いて、そのまま轢かれてしまいました。
幸い、車のスピードが出ていなかったためか、前輪で乗り上げて、背中に後輪が乗り上げてたような状態だったにも関わらず、打撲と擦り傷のみでした。
救急車で脳などのMRIが撮れる病院に搬送されましたが、様子見のために1日だけ入院して、あとは近くの病院に行くようにとのことで済みました。
退院時、救急病院から近くに整形外科があるか尋ねられ、紹介状を頂いたので、整骨院には行っていません。
ケガは、肩・お尻・太ももに真っ黒に内出血した打撲痕と、膝の擦過傷、足首の捻挫だったので、整形外科で湿布と鎮痛剤の処方、腰のサポーターを購入して治療しました。
全治約1か月、計4回の通院でした。
話が前後しますが、事故の翌朝、入院先の救急病院でタクシー会社の自己担当者からの電話を受けました。
そして、事故の詫びと、現状・今後の治療の聞き取りをされたんですが、
その時につい、当事者の運転手さんが迅速な対応だったことや、何度も謝っていた、みたいなことを話してしまったんです。
するとすかさず、担当の人が言いました。
「健康保険証を使って、治療してもらえないですか?」
…… この言葉の意味するところを、私はわかっておらず、言われるまま使ったばかりに、保険証を発行した会社と、そのタクシー会社は、あとからかなり揉めたようです。
もちろん、私も会社に叱られました。
最終的には、示談という結果で終わりました。
交通事故に遭わないように、気を付けていたつもりでしたが、予期せぬところで起こるのが事故なんだと、改めて認識しました。
以来、雨の日はなるべく、自転車に乗らないようにしていますが、今後もし、万が一、
また交通事故に遭ってしまった場合は、健康保険証は使わず、正しい交渉をすべきだと思います。